50 kgと50kg、どっちが正解?
仕事をしていて気になることの1つがスペースの使い方です。
例えば50 kgと書くか、50kgと書くか、といったところです。
文系出身の営業さんは後者が多く、化学系で、学生時代熱心に研究をしていた専門職の方は前者が多いように思います。
実は正解があって、前者が正しい使い方です。
一方、%はどうでしょうか。
50 %と50%
これは後者が正解です。
ルールは明確で、単位が単語に由来するか、記号に由来するかによって、入れるかどうかが決まります。
単語と単語の間にはスペースを入れるのが英語のルールなので、kilogramという単語の略語であるkgは単語の性質を持つことから、スペースが必要です。
一方%は百分率を表す記号なので、わざわざスペースを入れる必要はなく、余計なものは省くことを好む英語では、入れてはなりません。
実はこのルール、論文を書いたことがある人は知っていることが多いです。
論文を投稿する際には、各雑誌に文章作成のルールがしっかりと決められており、それに従う必要があります。
スペースの使い方もその1つです。
普段のメールでスペースの使い方が間違っているからといって、文章としての意味を失うわけではありませんが、ルールを知っている人はその誤りが気になって、内容そのものへの意識が低下してしまいます。
読み手のスムーズな理解を促したいのであれば、こういった小さなところに気をつけると良いかもしれませんね。
知っていたらすぐ直せる程度の、読み手への思いやりです。
なにより規則に従った文章はとても綺麗です。
以上、日本語さえままならない筆者のこだわりでした。